佐野 木綿季

ポップな文体のRPG小説
相互レビュー企画から参りました!! こちらからの企画でしたのに、お返しのレビューが本当に恐ろしいほど遅くなってしまい、申し訳ありません! 以下レビューになります。 読んでみて初めに思うのは、ぽんぽんとテンポよく進んでいく物語の軽やかさです。RPGをプレイしているような感覚で、ゲームで流れていく文章を読むように、目が勝手に走ってくれます。ポップな文体で読ませてくれる小説だと感じました。 序盤はRPGの冒頭のような、落ち着いた平和な国の描写で、キャラクターの際立った個性など楽しく読ませて頂いたのですが、10ページあたりからの急展開には驚きました。 先述したとおり、ポップな文体でテンポが良いのには変わりないのですが、急にズドンと落とされたような衝撃が走ります。 主人公がどん底へ落とされた時、すぐに立ち直って起き上がるのではなく、しばらく横這いに地獄を這って、他人に期待して、自分を嫌悪して、色々考え思った末に立ち上がる流れがとても心躍る展開でした。 ここまでをあそこまでテンポを上げて、けれども厚みを持って書くのはかなり難しいと思います。 また、それぞれのキャラクターの見せ場をしっかりと焦らず書いているのも、とても魅力的なところかと思います。 簡潔だけれど、ちゃんと目に浮かぶ地の文を書くのはとても難しいことだと思うので、感嘆の一言に尽きます。 あとは、出てくる国家名や人物名もオリジナリティがあり、序盤の段階でしっかり用語などを説明できている点も読みやすい理由だと思いました。 また1ページ1ページが短く、画面に入り切る長さだったので、読み進めるのが非常に楽です。目を動かしながら、手を動かす動作がない分、気づいたら終わっているような感覚になります。 気になる点といえば、時々接続詞が間違っていて、前後の文が繋がってなかったりする点くらいでしょうか。 それでもテンポよく進んでいくので、あまり気にはならないと思いました。 本当に書くのが遅くなり、申し訳ありません。 非常に楽しく読ませていただきました。 完結おめでとうございます!
1件・1件
嬉しいレビューありがとうございます(≧∀≦)☆実際、すぐに立ち直るヒーローな人って少ないと思います💦そう言う意味では主人公はよくいるタイプなのかもしれません😅そしてそして周りも個性を持たせたかったのでそう感想くださりとても嬉しいです(*≧∀≦*)♪何かありましたらまたよろしくお願いします☆
1件

/1ページ

1件