熊ノ翁

夏の暑さをゾクリと冷やすホラーです。
2021年7月8日読了。  読んだ時期が丁度暑くなってきた時期ということもあってか、臨場感たっぷりに物語に入る事が出来ました。  うだるような、ぬめるような暑さの描写が素晴らしく、主人公の感じているねばついた不快感が読んでいてこちらにも伝わってきました。  内容としては、上手く未知の部分を残して恐怖感を作り出してるなと。  この手のホラーは必要以上に未知の部分を語り過ぎて恐怖感が削がれてしまうという事が往々にしてあるわけですが、本作はあえてはっきりさせない部分を残すことでよくわからない物に追い詰められる焦燥感や不安を作り出すことが出来ているかと思いました。  夏にお勧めしたい首筋をヒヤリと撫でる物語、楽しませてもらいました。  有難うございます。
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ありがとうございます! お礼遅くなってすみません。 今日も蒸し暑くてだるだるしています。熱くて嫌な夏ジメジメをひゅっとしていただけたら嬉しいです♪

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