鷹取 はるな

丸腰こそが、彼の最強の鎧にして武器。
(以下、『71アラハバキ頭、蝮』を読んでの感想となります) 私の脳内では、某国営放送の大〇ドラマ並みの重厚かつ鮮明な(ハイビジョン)映像で再生されました。 語り(ナレーション)は是非とも津田健次郎さんを指名したいものです。 山賊集団『山鬼』の頭の正嫡ながら、頭殺しの汚名を着せられた鬼丸。 偽頭となった仇の猿寿丸へと反旗を翻さんとす、まさにその矢先に招かざる客人が訪れます。 他の山賊集団である『アラハバキ』の頭、蝮です。 登場早々、蝮が手下と交わしてみせるやり取りはどこか間が抜けています。 しかし、そんなところが底知れず堪らなく不気味です。 鬼丸も蝮の本性を瞬時の内に見抜いたと思います。 無理難題を吹っ掛けられるも多勢に無勢、さぁどうする‼と進退窮まったその時に彼が選んだ行動が実に胸を打ちます。 個人的には、鬼丸が兄以上に慕っているだろう捺米へとそっと目くばせをしてみせる描写にときめいてしまいました。 この場面にだけでも「良い……」スタンプを連打したかったくらいです(そういうシステムはありません) その後の鬼丸は文字通り身一つで、蝮との『闘い』へと挑んでゆきます。 タイトルに冠したままですが、別の言い方をするのならば「素のままの美しさこそが、彼の最強の鎧にして武器」であると思います。 『山鬼』の真の頭から、今後もますます目が離せません‼
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鷹取様。いただいた感想があまりにも素晴らしすぎて、私感極まっております。本当にありがとうございますm(__)m 最初の掴みで予定どおり笑ってしまいました。(流石です!) そしてあらすじ紹介がまた素晴らしくて素晴らしくて。 私作者なのに思わず読みに行きたいと思ってしまいました。 こんなに嬉しい紹介をしていただいて、もうほんとに頭があがりません。 作品トップのあらすじ紹介欄を鷹取さんにお願いしたいくらいですm(__)m 本当に本当にありがとうございました(*^^*)
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そこまで言って頂けると感無量です…… 感想を述べるならあらすじに全く触れないわけにはいかず、語り過ぎてネタバレにならないか?だけが心配でした。 鬼丸が何をしたかは、実際に読んで目の当たりにして頂きたいですから! 続きが楽しみですが、あまり無理をなさらないでくださいませ。 これからも読まさせて頂きます<(_ _)>
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