Regen

気持のこもった言葉こそが力を持つ
御作品を拝読し、初めてメタフィクションを知りましたので、頓珍漢な感想になってしまったら申し訳ありません。 私は、かなり言葉遣いを抑制して生活している(と自分では思っている)ので、バリエーションに富む悪口の数々や登場人物の言動の面白さの笑いの渦に巻き込まれながらも、言葉で人を傷つけたり悲しませたりすること、自分が(使う)言葉に制限を過度にかけてしまうことなど、深く考えさせられました。 レイさんの心の闇(P123)が出てきた時は、シリアスな展開の予感に慄きましたが、意外な着地点に驚嘆しつつも安堵しました。 (シリアスとユーモアの匙加減も絶妙でした!) どんな美辞麗句を並べようとも、気持ちが伴っていない言葉は空っぽですね。 ばごだめを読んでいて、思い出した詩があるので、(全部ではないのですが)記します。 エレジーのノート  [稲川方人] 悲歌を歌うことに 気後れしてはいけない エレジーの星、星の国の悲歌を 君はノートに記して、 それが美しいと思い切るまでの永遠を 幾度となく補足する 書くことと消すこととの間に 君の月日の息吹きがあるから、 汚い言葉もきれいな言葉も 君の意志がうなずいた永遠なんだ それらをエレジーと呼んで ぼくらは雨の中の木のように、 それぞれの部屋に、空に、突っ立っている 窮屈な世界などないよ、と 読み応えのある作品、ありがとうございました。 また、連載お疲れ様でした! (拙い感想で、失礼しました。)
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全然とんちんかんじゃないです! ・・と言うか、 本当にこちらこそとんちんかんで支離滅裂なストーリーに最後までお付き合い下さいましてありがとうございます。 確かに他人を傷つける言葉は良くないけれど、その中には不可抗力で言ってしまった言葉もあるかと思います。また、ネットの上では誰かの失言をあげつらって吊るし上げるような空気もあるかと思っています。でも機械的に特定のワードを禁止したところで何も解決しない・・て言うことを皮肉を込めてストーリーに盛り込んだつもりでした。 ジュンタもレイもまだ子供、いろいろ失敗して傷ついて傷つけて、その中で学べば良いじゃないか。言ったことが結果的に悪口になっても、誠心
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あと、もう一つ 最終ページで本当に、素敵なコメントありがとうございました。 「役者が投げた1輪の花は、客席にいた読者に届けられた贈り物」というような言葉、素敵です。 メタ的なエンディングを一度書いてみたいと思ってあんな変わったラストシーンにしたので(笑)そういったコメントはホントに嬉しかったです。
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