弥生 美音

クローンと人間の関係に心を痛めずにはいられませんでした
雲灯さん、こんばんは😊弥生美音です🍀 完結おめでとうございます、今更ながらレビューを送らせていただきますね。 世界観が本当に作り込まれていて、たくさんの見所があったので中々選べない部分でもあるのですが、やはり今作で一番衝撃だったのは、ローデンが死亡したと知らされた場面です(亡くなったのは名無しくんでしたが)。 話の流れ的にもかなり八方塞がりで、ローデンが危険な目に合うんだろうなと心構えはしていたのですが、まさかのまさかすぎて、「えっバディものなのに片方が亡くなるとかありなの!?」と衝撃を受けると同時に、良い意味でショックでした。 グレイスンの話的に死亡確定に思えたので、割と本気で最後までハイカー1人でベルンと戦いローデンの墓参りに行くのかと思ってました笑  二人揃って初めてベルンと戦えるのに、ハイカー1人で解決できるわけないですもんね。ラストも、お互いがお互いを助け合っていて、片方だけだったら絶対にベルンにねじ伏せられていたなとヒシヒシと感じました。 信じ込んでいたその間、「ローデンの人生とは一体……」と割と本気でめちゃくちゃ考えていました。小説の中のキャラについてここまで思い詰めるのは初めてでしたし、それだけローデンの過去が悲惨すぎて、彼の不遇さに心を痛めずにはいられませんでした。 けれど、たぶん彼に限らずクローンは皆悲惨な人生を歩んでいるのでしょうし、結局火踊りになったのは名無しくんでしたが、名無しくんにしたって「彼の人生とは一体……」状態なのですから、ローデンというクローンが亡くなった事実そのものが、今回の1つのテーマであるクローンの存在意義というか、人権問題というか、そういったものを突きつけてくれているような気がしました(勝手になんかすみません)。 でも結果的には、ベルンを見事に倒すことが出来て、2人で事務所を建てることが出来て良かったです✨神託を十二貴族の前に突きつけた際のローデンの観察力、本当に惚れ惚れしました。スタ特も楽しませていただきました。雲灯さんが、どれだけキャラに思い入れを持って設定を作り書かれているのか実感出来て、改めて尊敬です。 すみません、書ききれなくてとても長くなってしまいました。本当にありがとうございました。
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弥生美音さま いつもありがとうございます😊 今回は読者さまにつらい感情を強いた結果となり、「つらい」「途中読み進められずにいた」といったご感想もあって、作者としても反省が多い作品でした。 読むほうに「ある程度つらい状況もあるけど我慢してね」という状況を強いたと申しますか、「バディものというからにはバディがいてこそなので、途中ローデンがいなくなっても希望は持ち続けいて欲しい」といった、読者の『お約束への信心』にまかせて、希望を持たせる作業をせず怠慢だったという感じでしょうか💦 そんななか差別構造という生々しいものをローデンは突きつけられるわけですが、彼のことを考え続けてくれたのは純粋に嬉し
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いえいえ、私の読解力の無さとミステリーやバディものに対する造形の無さが原因だと思うので、そこまで卑下なさらず大丈夫だと思いますよ💦 確かに途中辛い部分が無かったとは言いきれませんが、そういった辛い描写と向き合うということ自体が「差別と対峙する」ということだと思いますし、現実の隠れた問題に目を向けるということなんだと思います。 仰る通り綺麗事では済まないことだと思いますし、むしろここまで書き切るのは差別問題を扱う上では最適解だと思います。私はいつもそんな勇気は無いので結局上辺だけの中身の無い作品になってしまいます。本当に尊敬です。 最近は、「差別は良くない!やめよう、無くそう!」という話だ
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