如月六花

帰りたい日常、失いたくない大切な人……
本文より抜粋された冒頭部分でファンタジーとは認識していたのですが、読み始めた最初は「あれ? 芸能事務所のお話?」とどこからファンタジーに繋がるのかわからずに、少し不思議に思っていました。 あらすじは読んでおいたので、いずれ異世界に行くらしいとは思いつつ「ここか!? もうここは異世界なのか!?」と思うも、ことごとく外れまして(笑) しかし彼らの日常を丁寧に描く事で、主人公であるハルとアキの人柄や、仕事に対する姿勢・熱意をしっかりと印象付けておく。 その上で、だからこそ日常に帰りたいと感じる気持ちの強さを見せる手法は、とてもお上手だなと驚かされました。 更にお互いを大切に思いながら、大切だからこそ気持ちを言えずにいる2人。 彼らは、大事な人が失われるかもしれないといういよいよの場面でようやく想いを伝える。 この切なさがとても美しいと感じました。 クリスマスのきらびやかな街の様子、それに対応する異世界の美しくも悲しい光景…… 見どころは盛りだくさんですよ♥ 私ごときの拙い感想ではお目汚しかとは思いますが、これから読もうかな?と言う方はぜひ!! そして、作者の碧さま。  素敵な物語をありがとうございます♥ 完結、お疲れさまでした!
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如月六花さま 素敵な感想レビューをありがとうございます❗ そして連載中は、毎日通って下さり、ページコメントを残して盛り上げて頂けた事、本当に感謝しております💖   私は、話をする時にも、相手にちゃんと理解して欲しくて、順序立てて話そうとするせいか、「話が長い。結論は?」 と家族に言われる事があります💦 この『Phantom』も、“現代ファンタジー”の「現代」が長過ぎて、「え?いつ始まるの〜?」と苛々させるのではないかとの危惧はありました。 なので、辛抱強くお付き合い下さった事、とても有り難いです❗ ハルとアキの、お互いを大切に思う心情に寄り添って下さり、また、絵も映像もなく、文字だけで伝える
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