世界観に引き込まれる素晴らしい作品
今公開されているところまで読ませていただいた感想です。 とにかく、文章の書き方が読みやすくキレイです。 場所の説明なども丁寧に描写されていて世界観に入り込みやすい、これがもう本当にすごく作品に引き込まれる点でした。 タグに純文学とあるのを素直に頷けるほどでした。 キャラクターの感情表現もキレイで、マリユスが王妃のことについて語るシーンはぎゅっと胸が締め付けられました。 一言で言うなら「孤独」を感じましたね。 本当の愛を知らないからこそ、この孤独がありその表現の仕方が上手い。 それについてワタルがマリユスに語る愛というものも、「どこか悲しい」んですよね。 他の登場人物も個性があり、読んでいて微笑ましくなるシーン、クスっとくるシーンなどあって楽しく読めました。 マリユスとワタルの二人のシーンは穏やかで優しく、アリエルとケヴィンとの話は明るく、楽しく。 この対照的さも作品の魅力ですね。 他の方がどう感じるかわかりませんが、私はこの作品は始終、物語の世界観を心に直に打ち込んでくる作品だと思っています。 何度もページコメントを入れようとして入れられなかったのですが、入れようとしてこのキレイな文章に対してどのような言葉を残せばいいのか思いつかなかったのですよね。 本当に、是非とも一度は目を通してほしい良作です。 こんな素晴らしい作品を生み出して下さりありがとうございます。 続きも楽しみに読ませていただこうと思います。 完結した際にはまたレビューを書くかもしれません。 連載中のものにレビューを書くのは良くないかなと避けていたのですが、この気持ちを作者様にどうしても伝えたくなりレビューさせていただきました。
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感想ありがとうございます。 全体的に雰囲気を良くしたいなぁと思っている作品なので、世界観はこだわって作っていますね。(参考資料をたまに見たり) 表現についても個人的に「好き」という1つの単語ではない、その人なりの感情というものを表現したかった(できれば美しくしっとりと)のですが、ともすれば分かりにくいとなりかねないので、あぁ、伝わって良かったなぁと思いました。 トピック企画ありがとうございました。
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