夜斗

芸術作品のような、言葉の紡ぎ方
更新ページまで読ませていただきました。 吟遊詩人ならぬ、物語を話して売る主人公と、その国の王様であるエルフの恋物語。 ファンタジーならではの不思議な世界観と、彼らが紡ぐ物語、主人公が語る物語が静かに絡み合う作品は読んでいてとても奇妙な心地にさせられました。 登場人物、それぞれに意味が与えられ、誰一人欠けてもぼろぼろと崩れ去ってしまうような繊細な物語の構成は、その世界の一部をこちらがのぞき込んでいるような錯覚をもたらし半ば強引に、心地よい力で作品の世界へと引きずり込みます。 ファンタジー好きも、恋愛話好きも、そしてそれらが好きじゃなくても思わずページをめくってしまうような作品ではないでしょうか…… 個人的に、主人公のキャストルならではの尻尾の揺らぎ、ピン、とたった耳の描写など可愛らしいその動作に心を掴まれました。獣人は、ずるい。(大声で言いたい) トピックご参加ありがとうございました。 大変遅くなり、申し訳ありません!
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感想ありがとうございます。 獣人を描いたことがなかったので、獣人感が出ているかが心配でしたが、伝わっていたようで良かったです! 物語に引き込む力に関してはあまり自信がなかったのですが、お褒めいただけて光栄です。 素敵な企画ありがとうございました。
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