吉野衣織

抉られるほどの深さもあるけれど、未来への希望を残してくれる物語
序盤のノリと勢いがかっ飛ばされていて、腹筋鍛えられるほどに笑いました。後半から明らかにされる姫と王妃の確執、リアムの背景に、序盤の軽さがなくなり、まったく違う物語のような印象を受けました。だこらこそクロードの軽さに救われた気がします。終わってみると、クロードが一番大人だったな~、という印象です(初期にはこんな風に思うなんて、考えられなかったw) ブリトニスという国は、王様もっと頑張んないとなんか腐りそうだよ?! という心配は残りましたが、もしかすると市井に出た姫や、姫と関わった色んな人が、足許から健全な国に育てたり、勝ち取ったりするのもあるのかなあ、なんてことも思いました。 ノリと勢いの、楽しいだけで引っ張らなかったからこそ、姫やリアムの言葉が随所で生きたのではないかと思います。 リアムエンドにフィンエンド、そしてクロードとミーアさんのその後や、エミリアさんもどうなったのか。好きなキャラが多かったので、彼らのそれぞれに、その後のお話を書いて戴けたらとても嬉しいです。何気に、王と王妃のその後も気になってますσ(^_^; あ、エミリアさん実現してくださるなら、「エミリアは見た」調だと尚嬉しいですw 長期にわたる連載、本当にお疲れ様でした!
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