主人公クリスがいい魔王すぎる!(拍手喝采)
78ページまで読みました。 主人公のクリスが別の世界に転移してその世界の魔王を倒してほしい、というお願いをされる、というお話なのですが。 主人公のクリスの志や考え方が魔王とは思えぬほどの「良い奴」すぎる。←褒めてます 魔王って本来は邪悪で世界を滅ぼそうとかそういうものだと思っていた固定概念がこの話では主人公のクリスは全く真逆で、男気があって「理不尽に傷つけない」というスタンス。 魔王を倒すというお願いにも「話してみてどうしても話が通じなかったら」という先ずは相手との意思疎通することを先に考えるって人が出来ていますし、大人な考え方で主人公に好感が持てます。 ただ、飛ばされた世界の魔王はその名の通り「悪役」みたいでこの先のクリスとの話し合いでどうなっていくのか、とても先が気になります。 ヒオン国が出来た経緯、これまでクリスの国や民が受けてきた仕打ち、勇者一向の言い分に流石に耐えきれなくなったクリスの気持ち。 読んでいて、ものすごく共感できますし、クリスの怒りたくなる気持ちもわかります。 何でもかんでも魔族というだけで全ての責任を押し付けられて悪にされて、むしろこのお話ではそういう人間の裏の勝手な思想の方が悪に見えますし、いつかそういう先入観だけで魔族が嫌われたりしない世界が出来たらいいのになぁと思いますね。 文章はさらっとしていて読みやすく、クリスと登場人物達の会話のやり取りはコミカルで面白いです。 クリスがいた世界と飛ばされた先の世界の違いも随所に散りばめられて説明されているため、2つの世界の違いがその都度「そんな違いがあるんだ」とするっと頭に入ってきやすくなっています。 魔法関係の説明も小難しい話はなく、ファンタジー初心者でも理解しやすいように簡潔にわかりやすく説明しているので、物語の世界観により集中しやすくなっていました。 拙い感想になりましたが、素敵な作品をありがとうございました〜! 純粋にお話もキャラも好きになってしまったので続きも楽しみに追いかけさせていただきます!(ノ´∀`*)
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素敵な感想をありがとうございます! 「魔族が悪い奴というのは人間の思い込みだったら?」という考えから生まれた作品なので、そこに共感して貰えて嬉しいです! この作品を好きになってくださってありがとうございます!.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.
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