絵空事

等身大の想いが日常に溶け込み、心に沁みてくる物語
特別なステータスや能力、類い稀なる容姿、有り余る資産など、そんな特殊な人は1人も出てきません。 普通の元カメラマンと普通の麻酔科医の女医さんのお話。 作られたテレビドラマのような大きな盛り上がりはないかもしれない、それでも、登場人物一人一人の等身大の感情が、その情景や環境などの日常生活に溶け込み、読んでいる内に気付けば心に沁みている。そんな時、ふと小説と現実の境界線を忘れている自分に気がつきます。 この人たちと話してみたい、このお店に行ってみたい。 登場人物の心情が読者に沁み込むだけでなく、読者の想いも作品に入り込んでいくような不思議な作品です。 関連作品も続けて読ませて頂きたいと思います。
1件・1件
まさに生きる糧となるようなお言葉、ありがとうございます。 確かに私が描く物語には、特別な人物が全く登場しません。 でも、この世界のどこかに存在しているのではないか。もしかしたら、町のケーキ屋さんがそうかもしれない。 もしもこの地味な物語にそういう要素があるとしたら、私が増井真也という人物を通して見聞きしたことを綴っているからかもしれません。 同じように感じていただけて、本当に嬉しいです。 ありがとうございました。
1件

/1ページ

1件