鷹取 はるな

シンガポール・スリリング!
(以下、32、33、34を読んでの感想となります) 実は、前作にあたる「この恋は貴方の匂いがする」から、毎回の更新を楽しみに追いかけさせて頂いた作品です。 先ずは完結おめでとうございます。 このタイミングで感想を書く機会を頂けて、大変うれしかったです。 しかし、ラスト一話を残しての箇所まででした。 正直、続きが結末が気になって気になって仕方がありませんでした。 『辛抱堪らん!』とは、まさにこの状態のことです。 ――それほどまでに今回、私が読まさせて頂いたのは山場も山場、お話の頂上にあたる箇所でした。 本作品は受けであるカヲルさんの視点で語られ進められていきます。 実に奥ゆかしく制御が効いた口調で、「#遠距離恋愛」の切なさやもどかしさが語られていきます。 カヲルさんはこの、あくまでも丁寧な言葉遣いの下に、どれ程の洞木君へ熱情や激情を秘め続けていたのでしょうか――。 洞木君よりも六才年上なことも気にしていて、ずっと我慢をしてきたのでしょうね。 そんなカヲルさんがとある人物の後押し?を得て、有らん限りの勇気を振り絞ります。 そうして洞木君に、――又、自分自身に対しても向き合うのです。 思わず快哉を叫びました! その後の洞木君の行動が何とも洞木君らし過ぎて、驚きつつも微笑ましく思ってしまいました。 されたカヲルさんにとっては、それどころではなかったでしょうが・・・・・・ この感想のふざけたタイトルは言うまでもなく、本作品の舞台の地名が冠せられたカクテルをもじりました。 読んでいる最中に心の底からドキドキとしていたもので。 『カクテルポケット図鑑』には、「イギリスの小説家サマセット・モームが『エキゾチックな東洋の神秘』と評した、世界一美しいといわれるシンガポールの夕焼けを表現したカクテル。シンガポールのラッフルズ・ホテルで考案された」と記されています。 飲む前から酔ってしまいそうな、とてもドラマチックな『物語』を持つカクテルです。 さらに、カクテル言葉も併せて調べてみました。 『秘密』、――そして『身を任せられる者を求めるロマンチスト』でした。 洞木君と二人、ラッフルズ・ホテルのバーカウンターで安心しきってシンガポール・スリングにほろ酔いになるカヲルさんの色っぽい姿がつい、思い浮かんでしまいました。 脳内での二次創作を大変失礼致しました。
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絶妙なタイトルを今回もいただきました!! 素敵なカクテル言葉ですね。シンガポールスリング。やだ二人にぴったりすぎる「秘密」のカクテル!! 最高の二次創作に妄想が滾ってたまりません!! どうにも不器用でお互いに引きすぎたり攻めすぎたりなもどかしさを読み取っていただけて、ありがとうございます。 この二人は…また書かないといけませんね🍸 あたたかいお言葉、まなざしをありがとうございました。
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タイトルが思い付いた途端、「キターーー!」と思いました。 カクテル言葉もニヤニヤが止まりませんでした。 その結果、感想というよりも二次創作に相成りました。 大変失礼致しました<(_ _)> そして、やはり原作(公式)が最強にして最高です。 今回も素晴らしいお話をご紹介頂き、どうもありがとうございました。
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