雪乃かぜ

ふたりを大切に想う主人公の優しさに惚れる
幼なじみである沙織と笠鷺、そしてアタル。それぞれに傷を抱える三人は、ちいさな頃から互いを支えあうように必死に生きてきた。アタルに惹かれていく沙織の気持ちに気づきつつも、沙織に対する恋心にもがき苦しむ笠鷺。彼は、離れ離れになってしまった沙織とアタルの約束を叶えるべく高校三年間をサッカーに捧げた。全国大会までいけば再会できる。それは沙織のためか、アタルのためか。はたまた自分自身のためなのか。その答えはまだ見つからぬまま──。 多くを語らない心の葛藤が文章の細部から伝わってきて、見事でした。笠鷺の胸の内、アタルの胸の内はあえて読者に委ねる。素晴らしいです。心地よい読後感と物語の余韻。とても素敵な作品をありがとうございました!
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素敵な感想とレビュー、ありがとございますっ!嬉 ちょっと拘り過ぎるくらい細部を練ってしまい、自分でも面白いのかどうか分からなくなりかけてましたが、「素敵」と言ってもらえて最高に嬉しいです。 恋愛ジャンルにチャレンジして思ったのは、全て想いをつまびらかにすると途端につまらなくなるのだなあ、という事でした。 今回、メインキャストのうち曽我部沙織だけ想いを詳しく書いて男子二人は含みを持たせた事で、なんとなーく恋愛ステージに残れたかなーって思ってます。難しいですね……w そんなところにも着目していただけて、ほんと嬉しい。 今回、素敵な挑戦の機会スーパーチャンスを与えてくださり、本当に感謝してます。あり
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