佐古見 真佑

しっとりした和の世界に入り込んでいました
滑らかな文章で綴る美しい愛の物語でした。 姉の死という喪失から止まったままの古都里が、箏に向き合い、妖たちの優しさに触れる中で、痛みをほどき、恋を知り愛を見つけます。 まるでそこにいて目移りするかのように描かれる倉敷の街並みの中で、古都里ちゃんと一緒に、妖たちの棲む和の世界を堪能させていただきました。 ところどころでサクッと来る、右京さんの 「えええちょっとちょっと心の準備が(〃ω〃)💦」と言いたくなる無自覚なキュン攻めや、 歳(幾つなのか⁉︎)の功とでも言うべき胸を打つ言葉なんかがですね、 読み手(私)の心をも鷲づかみ♡ 最後は甘々の二人の姿に、良かったね…と心からほっこりしました。 それにしても、作者さまの文章の巧みさ、知識の深さは本当に素晴らしいです✨✨ 主人公の歩みに合わせて景観をなぞるって、単調になるとただの説明になってしまうのでとても難しいと思うのですが、自然で生き生きした感じが伝わってきました。 随所にさらっと入っている着物や箏の細かな名称は物語のリアリティを深めます。 そして、曲を奏でる場面!文字で音楽を描けるなんてすごい・・・ 何度も、 …ほうっ(´ᴗ`).。oO としながら読みました。 素敵な作品を楽しませていただき、ありがとうございました(*´꒳`*)
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佐古見様 この度は心温まる感想をお寄せいただきまして、誠にありがとうございました✨🥹✨ この物語は岡山を舞台にしたこともあり、街の風景が伝わるようにと描写には熱を込めましたが、堪能していただけたようで嬉しいです。 右京の恋の手ほどきは、少々刺激が強かったですよね(^^; 箏爪を嵌める時に指を舐めることがあるのでその描写をどうしても使いたくて(;¬∀¬)ハハハ… 私は四歳の頃から十三年山田流の箏を嗜んできたのですが、実は箏の調弦 は出来ません💦なので音の種類なんかは調べて綴ったのですが、実際の調弦のシーンは入れませんでした。 それでも『蒼穹のひばり』のイメージソングを聴きながら筝の音色
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