日本神話を下敷きにした過去?未来?のお話
本作には、日本神話登場した人物が出てくるのですが、その方面に詳しくない読者のために、登場人物の説明を挟んでくれているのはとても親切な配慮だと思いました。 この物語の中心人物であるヤマトタケル(あるいはヤマトタケルノミコト)は、古事記や日本書紀などの記述によると、熊襲征伐のおり、女装をして油断させたのちに討伐し、ヤマトタケルの名を授かったとあります。 この女装の話は有名で、機転を利かせたヤマトタケルも英雄という印象はありますが、その征伐に行くまでの過程があれなので(古事記と日本書紀で記述が異なるものの)、決して聖人というわけではないようです。 そんなタケルの本作での立場は、私の想像とは裏腹なものへと変貌を遂げていくのですが、その予想外な変化はぜひ読んで欲しいと思います。 ちなみに本作では、スサノオと一緒にいたオツキちゃんが一服の清涼剤であるかのような存在でした。とても可愛らしく、少しおっちょこちょいですが、真っ直ぐで素直な性格に心を癒やされました。 物語は幾分急ぎ足で、過程の描写があっさりした部分はありますが、だからこそテンポ良く、最後まで読み進められたのだと思います。 おすすめです。
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ありがとうございます(≧∀≦)!自身も日本神話はあまり詳しくはなく自分の知ってる範囲でのストーリーになっちゃいました💦コノハナサクヤヒメも最近知った💦オツキはオオゲツヒメですな(・ω・`)原作では汚い物食べさせたと○されますが😢 日本神話も、人間くさい人物が多くてそれはそれで楽しい♪現代のは逆に、理想的な人物が主役だったりするので今よりまだ範囲は広かったんやと思えます(^^)
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