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人間の傲慢さと無責任さ、その在り方への静かな怒りが描かれた作品
「自分の作品がどう思われるのか知りたい方へ、感想を書きます」というトピックに投稿いただきましたので、読みました。トピック主です。 心優しい瞳子と彼女に拾われた老猫アベルの物語でした。人間の傲慢さ、無責任さ、それが弱い立場へと自然と向いていってしまう悲しさ、そしてその実情への沸々とした怒りを感じられる作品でした。 人間は傲慢で無責任なものですね。言葉を使えず、コミュニケーションが取れず、抵抗ができない相手に対しては強く出て、自分の利益のためであれば、平然と嘘をつく。 逆に、アベルだけでなく多くの動物は強いものだなと思います。言葉がなくても必死に自分ができる範囲で生きていこうとする。自分の運命を恨むわけでも呪うわけでもなく、ただその命を全うしようとする。 アベルが心優しい飼い主である瞳子と出会えたことはよかったとは思います。 この物語のように一人でも多くの人間が良識を持つ社会になって欲しい、心からそう思います。
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ありがとうございました…!
誤字の指摘ありがとうございます。 直しました。

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