お金を払っても自分のものにしたいイラストを描く人こそイラストレーター!
 未苑さんのエッセーは、蜜原さんのエッセーと共に僭越ながら是非ともレビューを書かせて頂きたいと長い間、思っていた。  ただし私の乏しい才能と筆力では到底手に負えず、長い間、手をこまねいていたのだが、今回、このエッセーの定番であり、エブリスタでも大きな支持と人気を得ているエッセーコーナーで、感動に震えるようなイラストを拝見してどうしても何か書かずにはいられなくなった。  それほど、このエッセーのイラストは魅力的である。  女性のキャラクターについて申し上げれば、どのイラストも普段着の普通のアクションにも関わらず、見る者の心を引き付け、ウキウキと躍動させるような色気と魅力を感じさせる。  そしてイラストのキャラクターが、自然と自分の心の中で動き出し、一編の小説を紡ぎ始める。  未苑さんのイラストとは、そのイラストから何十倍、何百倍ものイメージが広がる魅力的な作品なのである。   これは必ずしも、未苑さんの小説の作風と合致する訳ではないので、非常に不思議には思っている。  イラストレーターとは何であろうか?単純にイラストを描く人間ではない。  ある投稿者から、 「自分のイラストが下手だと書かれた」 「手の描き方がおかしいとディスられた」 と相談を受けたことがある。  私はハッキリ断言することが出来る。  別にデッサンが整っているか。美術を専攻して基礎がしっかりしているとか、そのようなことはイラストの巧拙を決める何の基準にもならない。  そのイラストに、 「お金を払っても構わない。自分ひとりのものにしたい」 と思わせる作品こそが、優れたイラストであり、そのようなイラストを描く人こそ真のイラストレーターなのである。  未苑さんは特にイラストをpixivなどで販売している訳ではないが、エッセーで紹介されている作品群は、本来なら、それだけの価値がある作品ばかりすと思う。  氏の作品を表紙などに使用している人は、それを改めて念頭におき、自分がどれだけ素晴らしい作品を使わせて頂いていることに心より感謝すべきかと思う。  最後に。  2月25日更新の素晴らしいイラストを見て、病床からガバッと起き上がるほどの感動を覚え、感動のままにこの拙い一文を綴る。  いつか独占で販売してくださいと言える身分になりたいものである。  
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倉橋様! もうどこから御礼を言って良いのか、身に余りすぎて本体カスカスな私(苦笑)は動揺しております……。 この愚エッセイ、かつ愚イラストは正直、人様に喜んで頂けているとは思えず不安に苛まれながらも、私の親愛なるエブリスタ作家さん達と毎週繋がれることで辛うじて継続出来ております、 その中でも倉橋さんには何度も何度も励ましていただき、 「こんな拙作で宜しければお収めください!」と毎回平伏すばかりです。 2/25の妖艶(?)な女神イラストが倉橋さんのお力添えになったのなら幸いですが……、何卒お大事になさって下さい💦💦 改めてレビュー下さり、誠にありがとうございます。 文学のぶの字も分からぬ、絵心
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