ナナセ

切ない葛藤の答えは……。
物語は、デジタル技術の発展により、サーバー上で人間の人格をデータ化して再現することが可能となった世界が舞台となっており、導入から興味を引く設定に、ワクワクしながら読み進めました。 主人公は、事故で失った妻と息子のデジタルコンストラクト(人格のデータ化)に依存しながら生きていました。 しかし、本当にそれでいいのかと……。 切ない葛藤が生まれます。 そんな主人公の、揺れる心理描写がとても巧みに表現されており、物語の中へ深く引き込まれていきます。 葛藤の末、主人公が出した答えは切ない決断でしたが、それは新しいスタートでもある、前向きで希望に満ちたラストであると私は感じました! 素敵な作品を読ませて頂き、有り難うございました。
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ナナセさん 素敵な感想を頂き、ありがとうございます。深く読み込んでくださった感想に感動して何度も読み返しています。 サイバーパンクは初めてだったうえ、短編にも関わらず様々な設定や造語を詰め込んだので読者の方に伝わらなかったかもしれないと不安でした。ですが、伝わったようで安心しております。 仰る通り、いなくなってしまった家族の言葉を思い出し、過去と決別する、ということが本作のテーマでしたので、それをくみ取っていただき嬉しい限りです。 お読みいただき、本当にありがとうございました。
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こちらこそ、拙作にステキなご感想を下さり、有り難うございました!
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