吉矢けいと

もっと早く読みたかった……!
久しぶりに長編小説を最後まで読みました。 物語全体を通したテーマがわりと序盤から見えてきて、そのおかげで猟奇的な殺人の動機を推測しながら、不穏な展開をより楽しめた気がします。 不穏ですがずっと張り詰めた感じではなくて、変わり者な学者の桂木さんがほどよく読者のメンタル調整をしてくれました。 登場人物の言動から物事の価値観の違いが描かれているのですが、思い返してみると多分どのキャラにもぴったり共感することはなくて、作中の問題の難しさを痛感しました。 バディミステリーとしてもヒューマンドラマとしても面白かったです。 終わり方もとても好きです。タイプの違う三人組が、この先もずっと仲良しだといいなぁと……もっと読んでいたかったなぁと余韻に浸りながら、不慣れですが感想を書かせていただきました。 作者様のミステリー、もっと読みたいです!
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こんにちは、作者の久生と申します。 この作品をお読みくださり、感想までくださってありがとうございました。 色々と書きたいことを詰め込んだため、読みづらい部分もあったかとは思いますが、 そのように言っていただけてとても嬉しく、励みになりました。 最近はミステリーメインの作品を書く機会が減っていますが、また書きたいという意欲がむくむく湧いてきております。 何かアイディアが浮かんだら、挑戦してみますね。 嬉しいお言葉、本当にありがとうございました!
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