朔吉珠世

心の奥に沈めた気持ちを掬い上げてくれるような詩集です。
私は『忘れられない人』『忘れたくない人』『忘れちゃダメな人』が出てくる詩集や歌が好きなのですが、倉橋様のこの詩集はそんな私の気持ちというか感情にグサリと刺さるシリーズになっています。 正真正銘に、裏表なく、清く正しく明るく、真っ直ぐに人生を生きていくーーーー それが全てでは無く、愛し合っていてもどうしても結ばれない人もいるし、結婚してても忘れられない人がいる、誰かに心惹かれてしまうときもある。 そんな人には言えない、心の奥に沈めた気持ちを掬い上げて代弁してくれる様なそんな詩集に、私は何度も心救われております。 私のイチオシは忘却と追憶のページが1番刺さります。 是非一度お手に取って読んでみてください。
1件・1件
 お褒め頂きありがとうございます。   人を愛することは本当に苦しい。それでもこの気持ちはどうしても抑えられない。破滅したっていい。けれども結局、日常に埋没していく。慟哭と絶望。それでもやっぱり人を愛し続ける。  朔吉さんの小説にも流れる愛することの苦しみと素晴らしさ。それをこれからも追い続けていきたいと思います。  改めてありがとうございました。

/1ページ

1件