夢咲咲子

丁寧な描写で重量を感じる作品。
22ページまで読ませていただきました。 二人の再会がとても気になったので……。 まず文章がとても読みやすかったので、話の展開が分かりやすかったです。 最初は騎士クロードと火竜姫との恋愛ものかと思いましたが 十年後には娘さんがいて、娘さんに不思議な力が……。 男女の恋愛ではない、絆の物語になっていくのでしょうか。 大きな力に巻き込まれた火竜姫。 ただのマルリルとして幸せに生きていくことが 彼女の願いなのでしょうか。 力を振りかざさない彼女には好感が持てます。 時間が過去と今を行き来したり 一人称で進む文章の中で視点が変わったりするのは 少しだけ混乱することもありました。 私も時間・視点が変わる表現には日々難しさを感じています……。 「味をこそぐように」 「固く焼しめたパン」 など、肌触りのある秀逸な言葉選びで 読んでいてとても心地の良い作品でした。
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ありがとうございます。 自分の中にある話を、自分でない人が読んでわかるように、しかも読みやすく飽きさせず…ってとっても難しいですよね。序盤の構成はチャレンジなので、ひととおり書き終わったら再考してみたいと思います。 作品ごとに文体変えるほうでして、この作品では長編なこともあり、極力平易でローカロリーを目指しています。 言葉選びも意識しているところなので、秀逸と言っていただけて嬉しいです!
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