吉田安寿

トピックへのご参加ありがとうございました<(_ _)>
ストーリーの流れや構築にセンスを感じました。 華やかな表舞台から一転、病のために入院中の元ピアニスト・喜一さん。全身全霊でピアノに打ち込んで来ただけに、すべてを失って我が身を嘆く日々。私には想像もつかないですが、きっとかなりしんどいですよね……。それでも元マネージャーの岸さんに声を荒らげたりせず、気を遣うあたりに彼の生真面目さと孤独が感じられます。きっと、倒れる前も「辛い」とか「休みたい」と言えないタイプだったんでしょうね。本当に良くも悪くもピアノしかなかったんだな、と。 そんな失望の中で出会ったうめさん。彼女もかつては神童と呼ばれ、事故によって隻腕となったピアニスト。似た境遇の二人が出会ったのは必然だったのでしょうか。 うめさんは喜一さんよりずっと若いのですが、まさに「先輩」。悲しみや恐怖、葛藤を繰り返して、事故を自分のものとして消化しつつあります。喜一さんも彼女を子ども扱いせず、敬っているところが良いです。どうやって悲しみを乗り越えたのか、の問いにうめさんが見せてくれた遊戯室での答え。感動いたしました。°(´∩ω∩`)°。 演奏には聴衆が必要かもしれませんが、その以前に自分が楽しめるかどうかも重要なのでしょうね。喜一さんが選んだ第二の人生に幸あれ✨ と応援せずにはいられません。 以下、気になった点です。 喜一さんの一人称で書かれていますが、説明的な表現や言い回しが多いかな、と思いました。重要な場面ではシンプルな表現や体言止め(多用はNG)を用いるなど、もう少し文をスッキリさせると更に印象深くなると思います。また、指示語と助詞の使いかたに改善の余地があるようでしたので、推敲をお勧めいたします。作者様の力量ならば、もっとふさわしい表現ができるはず……! と感じたところが幾つかありました。とても良いお話ですので、ぜひ大切に育てていただきたいです。 ありがとうございました。
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吉田安寿さん、こちらこそ素敵なトピックに参加させて頂きありがとうございます! 感想トピックへの参加、気になりつつも勇気が出せず尻込みしてしまうことが多かったのですが、今回勇気を出して参加してみて本当に良かったです。 改めまして、時間をかけてじっくり作品を読んで下さり、更にはこんなにも細かく丁寧な感想まで下さり、感謝でいっぱいです! 個人的に気に入っているストーリーでしたので、センスを感じると言って頂けて嬉しく、また安心致しました。細かいところまで感じ取って下さっていて感動もしております✨ そして、具体的なアドバイスもありがとうございます。 説明的な表現や言い回しですか……!実は以前(この
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有箱さま ご丁寧にありがとうございます。 参加して良かったと言っていただけて私も嬉しいです(*^-^*) 喜一さんがうめさんと出会う場面、ぬいぐるみの目が反射しているので気付くという流れなど、とても自然でうまい描写だと思いました。 過去の作品で「一人称なのに主人公との距離を感じる」とご意見をいただいたとのことでしたが……そうですね。喜一さんが絶望の下にあるとしても、一人称にしては感情の吐露が少なかったかもしれません。P3の「だから戻れないんだって」のような本音と葛藤を加ええると良いのではないでしょうか。 私が申し上げた「説明的な言い回し」というのは、たとえばP4の「体の怠さに参りながら~
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