群青党支持者

4分後に衝撃のラスト(なので皆さんぜひともぜひとも読んで下さい)
とても素晴らしい作品でした!これだけ短いのに、面白さと怖さと衝撃とワクワクとドキドキが詰まっていて凄かったです(語彙力の喪失)。 まず、石柱発見から解読までの世間の反応がリアルで、実際に見つかったらまさにこんな事になりそうだなと感じました。賛否両論が常にあるのが現実的。ところがそこから始まる「長大な死の記録」。恐ろしい題名で、これから何が起こるのかと惹きつけられました。しかもそれは、もしや事実かもしれない。これはワクワクが止まらない・・・・・・あれ、嘘、現在?しかも──と恐怖を覚えてからの、ラスト。衝撃的でした。 石柱文書が予言書でもあったことはつまり、残りの部分は限られているということ。世界は終わるのか。それとも、かつてこの文書を書いた人々は「石柱文書が残り三ヶ月分しかないことに焦った人々が世界中で暴動を起こし、その結果世界が破滅してしまう」ということまで予測していたのか。はたしてどうなんだっ⁉と思った結果が、「一巻の終わり」。 ──天才でしょうか。一巻の終わりという言葉はもはや慣用句で、「すべての終わり」を意味しますし、誰もそれが文字通り「一巻の」終わりだとは思いません。それを逆手に取ったラスト。なんと見事な。作品紹介文の「人類は一巻の終わり。」という言葉さえもミスリード!しかしそれがダブルミーニングになっているのが最高に素敵でした! 私、ダブルミーニングが好きでして、ミスリードとか伏線回収とかも好きです。慣用句に見せかけたダブルミーニングも大好物ですし、お陰で本作とてもとても好みです。ありがとうございます。 しかし第2巻、続きが気になりますね。一体何が書かれているのやら。 それはそうと、石柱文書の残りが三ヶ月しかないとわかったとき、世間で起こった混乱が面白すぎました。サッカー場では敵対するサポーター同士が衝突って、それ混乱に関係ないでしょ。あと七股ゲス男の家には結託した女たちが突撃し、それも石柱文書がなくたって普通にある修羅場だし、孤島の洋館では連続殺人事件が発生ってww世界が終わるかも知れないのにどうしてそんな本格ミステリーが自然発生するのかがすごく気になりました。 というわけで、大変素敵な作品をありがとうございました。読んでいてとても楽しく、短いこともあってあっという間に読み終えてしまいました。これからも素敵な作品を書き続けていただければ幸いでございます。
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群青党支持者さん、こんにちは。 こんな短い話に、めちゃくちゃ素敵な感想をありがとうございます! ほめていただきすぎて、一瞬「本当に自分が書いた話のことなのか…?」と疑ってしまいました。笑 この話は一発ネタみたいな内容なので、あまり長くしてもしょうがないと切り詰めたのですが、逆にうまく伝わっていないところがあるのではないかと気になっていました。 けれど群青党さんのコメントを見たら、注目してほしかったポイントを全部おさえてくださっている。すごく嬉しかったです。 しかも簡潔で、テンポがよくて、わかりやすい! 本編がよくわからなかった方には(100%私のせいですが)、この感想をお勧めしたいと思います。
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こちらこそ、素敵な作品をありがとうございました!
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