ともなり

超・妄想コンテスト『雨よ降れ』裏会場👑金賞受賞作品
不安を抱えた少女と優しい花屋さんのお話。非常に短いお話であるのに随所にギミックが仕込んであってぎゅっと詰まった作品だと思いました。皆とスタートに並べなかった主人公の不安は一見小さな子の小さな不安の様に描かれていますが、これは大人にも十分当てはまるもので、不本意な枷、焦り、あるかどうかも分からない結果、自分への疑心、狭まる視野など、素直な子供を使いつつも割と攻めた内容に思いました。それゆえ結末に置いて他者から見るとさほど問題でなかったり取り越し苦労だったりと言う事もあると言う事にもさらっと触れる鋭さも感じました。 熱望して買ってもらった靴と学校に行きたくない主人公の振舞いや葛藤は本当にセンスに溢れていて、良く練り込んだものだなぁと感心するばかりでした。 印象的な花屋のお兄さんはこのキャラクターに対し隅々まで配慮がなされていて、どういう位置づけであるのかを明確にしていた所も素晴らしいと思いました。 ただのちょっと素敵なお話に終わらない厚みを感じました。
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素敵なコメントありがとうございます!大人でも子供でも変わらない、こころの中の『不安の種』や『悩みの種』、自分の全てである狭い世界の外にならそれを話しやすいと感じられるよう、今回は小学生を主人公に据えました。ですが、このお兄さんならご婦人の心も簡単に開けそうな気はします(笑) 自らの足で進むことが大切なので、キーアイテムを靴にしたのですが、センスに溢れているとのお褒めの言葉恐縮です💦 どこか子供の童話のようで、現実寄りの悩みを中心に書いた物語なので、厚みを感じていただけて何よりです。ありがとうございました!
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細かい所まで色々行き届いている丁寧な作品だと感じました。 本当に素敵な作品をありがとうございました。
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