Joe Jan Jack

異色のヒーロー誕生エピソード0!続編期待
ひょんなことから謎の敵と戦うヒーロー・タックスティクスの仲間入りをした少年の、まだ青い正義感、立ちはだかるのは現実(国民の義務)。 一人称のポップな語り口はとっつきやすく、いくらでも重く扱えそうな題材を軽やかに料理しています。 面白いけど面白いだけじゃない、ライトなノリにサクッと沁みる一言が入っていたりする、読み応え十分な作品です。 主人公は動画配信で稼いでいる高校生。設定に「時代だなぁ〜」と思っていたら、それが彼の葛藤と成長を促す装置としても機能。 個人的にはそんなにYouTubeやインフルエンサーをチェックするほうではないのですが、彼らの日常ってこんななのかな〜と感じられる説得力がありました。 主人公・快くんは、動画配信とかしていながらも中身は普通の男子。普通ながらに自分なりの答えを模索し、悩む姿は応援したくなります。 ネーミングも光ってます。 「ダッツゼー」「タックスティクス can on」も良いですが個人的には「稟議差戻砲」がお気に入りです。出てくるのは後半なので、これから読む人はお楽しみに! と、ここまで語ってきましたが、この作品はそんなに構えず、気軽に楽しんじゃえばいいと思います。 ただ、もし税金のことや選挙のこと、よくわからん、まだ関係ないとか思ってる人がいたら、この作品読んでちょっと考えてみる気持ちになってみてもいいかも?
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感想ありがとうございます! 「税がつらいよ」って自分の気持ちを宥める為に書き始めた本作、どうせなら無知だった私のような若者の役に立ちたいと児童文学として書いたものの、児童文学としては長すぎてしまい。 お気に入りだけど宙ぶらりんな作品を読んでもらえて嬉しかったです。 長いのに最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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