水無月礼人

戦争だけでなく、裏で静かに紡がれていくロマンスにも注目!
 火竜姫レアの名前に翻弄された女性達がどうなってしまうのか、最後までハラハラして拝読しました。    一度は全てを捨ててマルリルと一緒に逃亡しようとしたクロード。序盤でいきなりお亡くなりになった時は「ぎゃああ!」となりましたが、復活後、結婚して別の女性の伴侶になった描写が入った時は、安堵と同時に切ない感情がこみ上げて来ました。  もし今後マルリルと再会したら、クロードはどうするんだろうと。  自分が護ろうと思った相手。でも家庭を築いてしまったクロードにもうその資格は無いんですよね。  そして実現したクロードとマルリルの二度目の再会シーン、剣を打ち合って色っぽい展開は無いのに凄くドキドキしてしまいました。  マルリルの傍に居たカカを見て、本当はあのポジションは自分だったと複雑な感情を抱きつつも、彼女を愛し護ってくれる男が居ることは歓迎したいクロード。マルリルには見透かされていましたが(笑)。  最終的にクロードはお兄ちゃんとしてマルリルを見守るようにしたようですね。マルリルには寡黙だけれど優しい巨人さんが付いてくれているので大丈夫でしょう。  厳しい道でしょうが、夫婦として歩むことを決めたイヴェットとリオネルも応援しています。  あとさりげなく次女のサリーナも。脇役にもしっかり魂が入っている作品だと思いました。
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 次女じゃなくて侍女です……。最後の最後で……。
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最後まで読んでいただいたうえ、感想まで、ありがとうございます! ストーリーの支えとして様々な形の愛を描く試みでしたので、人物の心情の変化、とりわけクロードの機微を汲み取っていただけて嬉しいです! サリーナは思いのほか頑張り屋さんで健気なキャラになりました。私も気に入っているので、スピンオフなどで扱いたいなーなどと考えております。 物語はまだ、世界の危機を脱していないので続きます。 遅筆なものでいつになるかはわかりませんが、公開できましたらぜひお立ち寄りください!

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