花路

二人のことが大好きになりました♡
女性の心を鷲掴む「スパダリ」という無敵のキャラ設定ってありますよね。 本作の主人公である深沢は、決してキラキラ要素てんこ盛りのスパダリキャラではありません。いやむしろ、お家柄や容姿はハイスぺなのに要所要所に残念感のあるちょっと惜しい男です。 でも読んでいてすぐ気づくことになりました。「あ、フカっちゃんってめちゃカッコイイ✨」 柏木君が元カレの言葉に傷ついた時も、彼が人生や両親と向き合うことに悩んだ時も、深沢がくれる言葉は凄く真摯で真っすぐで心に沁みるものばかりです。 そしてこの柏木大和というもう一人の主人公が最高に愛おしい! あまりに一途になり過ぎたが故の過ちを繰り返したくなくて、なかなか恋人という一歩が踏み出せないのに、深沢の事をどんどん好きになっていく彼の姿がいじらしくて、ぎゅーって抱きしめたくなります。 深沢の事を思うあまりの離れる間際の行動にはハラハラさせられましたが、素敵なマスターの計らいもあり二人がちゃんと思いを通わせた最後の夜を過ごすことが出来て安心しました。そしてホッとしつつもやっぱり泣けました。 なので最終ページの深沢の手紙にどれほど歓喜したことか! 実家に戻ることを決めた時、決して言葉にすることは出来なくて飲み込んだ柏木君の願いが、ちゃんとした形で実るんだと思うと本当に嬉しくなりました。 こんな風に全編通して二人の魅力に包まれるとても素敵なお話なのですが、中でも私が一番好きなのはEP.12のお祭りのシーンです。 消えてしまう花火や終わりゆく夏のようにどこかほのかな物悲しさが切なくもあり、でも二人の心に鮮やかに咲いた恋の花はちゃんとお互いをきらきら光らせるものだという事が伝わって、胸がいっぱいになる凄くいいエピソードでとても印象に残っています。 えのさんの創り出す愛すべきキャラクターと心温まるストーリーをたっぷり堪能させて頂いた本作でした! 心に残る素敵なお話をありがとうございました🍀
1件・1件
花路さーん! お久しぶりです( ;∀;) 最近私生活がバタバタでこんなにも素敵な感想を折角いただけたのに、返信が遅れてしまい大変申し訳ありませんでしたm(__)m 文中で花路さんが解説してくださった深沢ですが、まさに「おっしゃるとおり!」(*≧∀≦*)という男で。 パッとしないように見えますが実はかっこいいんです! …というのを読者様にお伝えしたかったので、そう受け止めてくださったことがめちゃくちゃ嬉しいです♪ 柏木もただの良い子ではなく、ちょっとダークな部分も併せ持っています。 根がとても優しすぎるのと、過去のトラウマによって心が歪んでしまっているところがあって… そんな二人が一緒に
1件

/1ページ

1件