深く深く学ぶものがありました
最近のTVドラマ・売れ筋の本・新作映画。 長年仕事に追われそうしたものを見る余裕がなかったけれど、病に倒れ少し見る余裕ができて思う事。職人達の寄せ集めで大きな意匠は作れない。 ぴくりとも動じない人間の意思を描き出すのは職人の技ではなく、きちんと命を積み上げてきた人間に流れる赤い血なのだ。生と死の重みを知った人間の熱気なのだ。 色彩と音楽と耳障りの良い言葉をアレンジして描かれた心地よいものだけで真っ当な人間は育たない。 初めから最後まで張り詰めた空気さえ揺るがない、この物語の底には、幾つもの見えない太い梁が通っている。 日本という国が崩壊しない理由がある。 それは何か! お読みになった一人一人が気づくものです。
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西 令草さま この度は『ハンゴンサマ」をお読みいただきありがとうございます。 日本人の持つ死生観や無常観が根底に流れる、どこか秘密めいた因縁話を描きたいと、『ハンゴンサマ』を書きました。 身に余るお言葉をいただき、これをまた励みにして面白い作品を書いていきたいと思いました。 嬉しい感想をありがとうございました!
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