咲翔

満月前症候群、それは。
タイトルから興味を惹かれて、短編だったこともあり、ふと読んでみようとページを開きました。1ページめでも、目に飛び込んでくる「満月前症候群」の文字。満月という綺麗な響きの後ろについている症候群というワード。なんなのだろう、これは。そのまま物語にずるずると惹き込まれていき、気づけば読み終わっていました。夜の公園、そこで出会うは不思議な男のひと。彼の一言一句や、動作の描写がとても幻想的です。そしてラストの「痛みだけが、私を生かす」という一文が頭から離れませんでした。主人公の感じる痛みが伝わってくると共に、ほんの少しの希望を感じられる。素敵な作品でした、ありがとうございました💫
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