龍巳文之丞

人間として大切な事に改めて気付かされました
読後、家族全員の顔が思い浮かび、暫く涙が止まりませんでした。 ページを捲るごと、詳らかになっていく様々な事情や人生。 そうして、それらを思い出していく主人公。 主人公は複数回喪主を努めたとありますが、とても強い方だなと感じました。 本来は、1回でも辛い筈なのに。 でも、それら全てを引っ括めて、それが生きる事なんですよね。 生きる事の大切さを、改めて教えられた気がします。 また、その個々の人生や、最後の至言等については、作者様の人生経験があってこそ、でしょう。 深い人生経験を積まれた方にしか出せない言葉や味わいを随所に感じました。 本当に、本作に出逢って良かったです。 心が疲れてしまった時、また読みに来ます。 以上、感動が冷めぬ内にと読了直後に書きましたが。 乱文、大変失礼いたします。

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