蜜柑桜

歌うのは「わたし」
音楽で誰かを感動させることに性別は関係ない。ピアニストで世界的に活躍するトップレベルの人々は男性。楽器によるジェンダーがあった時代、ピアノという楽器は確かに女性と結びつけられがちだったけれど(ヴァイオリンは男性)、それでも公で活躍したのは男性。いまや逆転しているのでしょうか。しかし楽器および音楽による心の揺さぶりは誰にも許されており、誰にも可能です。 誰かの心を動かすことに、性別による枷があるべきではなく、芸術がそうであるのと同様で、人が人と関わり合うことに、本人が「女性らしく・男性らしく」という制限がかかってどうするのかと。 そんなことを考え、世に訴える作品かなと感じました。 作中の父親に対して憤りを覚えながら、彼らを最大限に応援したくなりました。
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