神山 流衣

桜花 葵さんへ 400~420頁までの本人からのご指定のレビューになります。 幾つか気になった作品から批評していきますが、批評から漏れた作品も心に響く作品でした。 《答》 暗闇の中を歩くあの不安な気持ちは誰しも理解できますね。そこから場面は一転、母なる海の描写へ変わりますが、この辺りはあるエブリスタのある詩人へ向けてのエールかなと思っています。 “流行りの病 かられた思想” と間隔を空けた方がよいかと。世知辛い世の中を力強く生きていこうとのメッセージをいただきました。 《捻》 葵さんらしさが顕著に現れた傑作ですね。読んでて、ぞくぞくしました。ただし“刃”が重複しているため違う単語か隠喩に変えてみましょう。 《叫》 “中身が枯れた愛の詩(うた)” 日本の音楽のヒットチャートへの警鐘と、エブリスタ内のとある作品への痛烈な比喩ですね、凄く共感しました。 《響》 もう単純に素晴らしいです。後半部分の歌で云うハモリ表現、斬新で心に訴るものがあります。 《戯れ言アンバランサー》 これはエブリスタ内のとある作品のオマージュであり、プレゼントですね。一体どの作品でしょうか?白々しいとはこの事ですかね(笑)韻を踏む言葉遊び、実に面白いです。ただ、 “優しく時に激しく” ときているなら、 “悲しく時に切なく” の切なくの部分は相反するフレーズを選んだ方が良いでしょうね。 《進》 口語詩との事ですが、まるで葵さんが言葉を発してるかのような艶やかな雰囲気を感じます。 “ちぎれた空” は破壊されていくオゾン層の事ですかね。人間の業を表した作品ですね。 《総評》 過去レビューからのコピーと追記です。 ――散りとて闇夜に咲く花は美しい―― この詩集がそう感じてやまないのは、人間の本質を見抜こうとする眼力と、類い希なる努力とセンスが調和しているからでしょうね。 切っ先を喉元に当てられているような胸を抉る言葉選びをかいくぐった時に、初めてこの詩集の美しさを感じとれるはずです 現代詩と古風な言い回しがブレンドされた、素晴らしい作品です。もう右に出る方はいるんですかね?友としてライバルとして挑戦続けさせてください。 長文乱文失礼致しました。

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