ヘリー

安易に言葉には出来ない生々しさと狂気と仄かに感じる無意識の優しさ。この作品からはそれを感じました。 少ない言葉に書かれた中に、おぞましい狂気と魔性が混じっている様に感じます。深夜に徹夜覚悟で読んでしまう程の毒がある。 何故でしょうね・・・・・・これを読んでいてニヤリとしながら、全てを支配したり、壊したくなってしまう狂った様な自分と、寒気と吐き気を感じる臆病な自分の二つが交互に出て来る。 程度は全く違いますが、自分も恐らく何かを失ったモノなんだと思ってしまう。 しかし広子さんに説いたあの言葉や、問いかけた最後の言葉。あれは間違いなく私には無くて貴方にだけある言葉の重みです。あの最期のシーンが一番胸に突き刺さって仕方が無い。 貴方は完全な異端者では無く、ただ人の優しさを素直に受け取れない臆病な人間で、悪意はその環境を受け入れられない自己防衛かと。 悪意のみの笑顔に、生きたガマガエルを口に捩じ込まれ食わされたあの時、石を眼や頭にぶつけられたあの時、裸にされて晒し者にされたあの時、本気で脳をくり貫いてあの世へ送ってやろうかと考えたあの時、人の命などワンコインの価値すら無いと悟った時 迫害されていると自覚した瞬間、周りに怯えるのが馬鹿らしくなり、恐怖も罪悪感も何も感じない無 ハサミなんかの道具を使うのでは無く純粋に自分の肉体で潰してやりたい、断末魔を聴きながら自分の心を傷つけて相手を破滅させてやりたいという心の衝動に任せて動いた事もあります。 幸いにも人の優しさに抵抗を覚える程ではありませんが、ほとんどの人は信用出来ません。勿論作者である貴方も。ただ信用するからにはとことん依存するきらいがあるので、そこを押さえつけながら自分の破滅衝動と顔合わせする日々ですね。 さて、自分の事ばかりで申し訳無い(苦笑)どうもこの作品を見ていると黒い面が出て来てしまう。しかし仄かに温かみがあるんですよ。薄っぺらいかも知れないが感じる温かみが。 悪意と愛は背中合わせで、狂気と恐怖も同様にコインの表裏。 貴方は自身の命や自身について今どう思っているのかはまだ分かりません。ただ言いたい事は、貴方が救えなかったと思っているだけで、実は誰かを救っているのかもしれませんよ? まだ人生の1/5くらいしか生きていませんが、多分人生ってそんなもんだと思います。グダグダと偉そうに失礼致しましたm(__)m
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ども、初めまして ヽ(*´∀`) 今、レビュー読ませて戴きました 鳥肌が出てましす 的確なんですよ、語彙の選択が素晴らしく的確だった 僕ね、なんの報酬にもならない、この書くって行為にどうしてこれほどここで時間を費やすかっていうと やっぱり、こんなふうに、誰かにこんな、珠玉のような言霊を戴けるからなんですよ 嬉しいです ほんと嬉しいです ありがとうございます 今日は朝からホントすげー感動戴きました なにぶん子育て奮闘中でして、書くのが精一杯でなかなかコメントでお話する時間が取れないんですが これからもよろしく、はい、ビシビシご意見頂けると僕
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的確かは怪しいですけどねf(^_^; 何せ自分の身を滅ぼしかねない狂気と、それによる『人なんて石ころ以下だろ?』って、つい下に見てしまう癖は小学生の頃から自覚してましたし。 見やすい文なのでスッと入って来ますしね。一文の得にもならない文を書き続ける事で何かを表現したい。それはつまり自分の過去に対する懺悔でもあり、思い悩む他者への警告文でもあります。 死にたいと思っていた貴方にも『子への愛』という優しさ、救いがある。他人を傷つける事で自分を守っていた私にも『本気でぶつかり合った友人』という救いがある。 まあ窓ガラス壊したりはしていませんし、頭をコンクリートの壁にぶつけて血を流
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やーい 四月二十五日発売になたよ 。・゜・(ノД`)・゜・。やったどー

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