まさりみか

思春期につきものの悩み成長変化を現実より厳しい状況において笑いながら爽やかに、そして考えさせつつ読ませてくれる物語。 キャラそれぞれの試練に耐えさらに先に進もうとする姿が素敵です。 読みやすい作風に引き込まれさらっと読んでしまいますが実は丁寧に練りこまれている伏線や感情が見事に調和していて読んでいて感嘆すると共に心地良い読後感です。 巻を重ねる度に感心させられます。 ラストはまさかあんな展開が来るとは(笑) そして大介君たち等身大のラストはホント好き。 ラストシーンの呼応のうまさにも舌を巻きます。 笑った、大好きだ~! (以上3巻の感想) 【蛇足(黒助さんへ)】 迷ったけど、書かせていただきます(笑) このシリーズ書籍化して、黒助さんが書籍しか読まない読者の為に書籍の中で完結したいと思うだろうってことは察します。 そして携帯小説からの書籍化は最後まで出せるかどうか分からないのも理解しています。 その上で読者のわがままです。 どんな状況になっても「黒助さんがこれで納得。これがホントにラスト」っていうところで完結した飛火夏虫が読みたい。 子供のころから結局完結しない物語っていくつもあるけど、適当に打ち切られるより待ちたい。もしそれが違うメディアで見れるなら探しても読みたい。納得のいく帰結が見たい、そう思う。 飛火夏虫、3巻で結構広がったと思うんだよね。 新出の魅惑的なキャラ達と意味深な能力、世界が二元化したままだとは思えない。 どんな展開になるかは未知数だけど。 そして地味に天吾君のことも気になるし、大介君が戦い続けてどんな道を歩んでいくのか。 誰かさんと同じ轍は踏んでほしくないし…。 更に恋愛問題。 1巻のラスト、今回走馬灯で大介君の心の底にあったもの、大介君が助かった時のきずなちゃんの反応。 それらが納得いく形で解決しない内は私はきずなちゃんの応援かな(笑) 納得できればどの娘でもいいんだけど。 ただきずなちゃんの場合すんなりくっつくには 叶ちゃんの存在や過去というハードルがある。 でも他を選ぶにしても今のままじゃ納得いかない。 最低でも数冊は必要な気がする(笑) 無理はして欲しくないけど、わがままだけど、読みたい! 勿論携帯小説としてで構わないんだけど、本棚に書籍として完結まで並ぶことを祈ってます。
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