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かつて神族、人間、エルフは種族の違いを問わず交流していた。
人間、エルフが住む地上をミッドガルドといい、神族が住む場所はヴァルハラという。ヴァルハラは空高くに位置し、人間が自力で到達するのは不可能であった。
それぞれ思想の違いなどはあれど、大きな争いはなくいたって平和であった。
しかしある日、神族が保有するという四宝の存在が人間に知れることとなった。
その四宝のうちの1つである『ドラゴンオーブ』が力に貪欲な人間の目にとまった。
『ドラゴンオーブ』
それは人知を越えた宝玉であり、それを使えば国1つを一瞬で崩壊させる力を持っているとされる。
それゆえ保有者である神族はそれを軽んじることはしなかった。
だが人間は『ドラゴンオーブ』の力のみを求め、神族としばしば争うようになった。
その争いは次第に過激化していき、神族と人間が真っ向からぶつかる世界規模の戦争に発展してしまった。
平和な共存を望んだエルフ族はそれに仲介に入るも失敗。
結果的に3種族がともに刃を交える戦争になっていた。
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