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『 糸 』
焦がれて
焦がれて
愛おしくて
ずっと憧れでいるつもりだったのに
近付いて
触れて
優しくて
超えてしまった境界線
君はもう憧れじゃない
現実になった君が触れる度
僕は脆くも崩れていく
理想と本音の間で揺れ
脆く堕ちていく
この糸さえなければ
きっと悩まなかっただろう
でも、あなたは繋いだ
僕は近くて遠い
だから怖い
僕はきっと脆いから
だから……
僕には
この糸を手繰れない
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