0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
この麗らかな翼に触れるがいい、
その指も心も切り刻んでしまうだろう。
悲しきは刄の翼。
羽ばたく事しか知らず、
温もりを知らず。
夢さえ、
アナタさえ飛び越えて…
私は何を手にするの?
翼は永遠に輝き続け、
この身が骸になろうと月を映すだろう。
いつになれば、
この翼でアナタを包む事ができる?
月明かりの下、
待ち焦がれる…
愚を知りながら私は待ち続ける。
解き放したこの力の果てに、
銀河を見た…
そして虚空を見た。
悲しきは刄の翼。
悲しきは刄の翼。
悲しきは私の運命。
最初のコメントを投稿しよう!