『刄の翼』

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この麗らかな翼に触れるがいい、 その指も心も切り刻んでしまうだろう。 悲しきは刄の翼。 羽ばたく事しか知らず、 温もりを知らず。 夢さえ、 アナタさえ飛び越えて… 私は何を手にするの? 翼は永遠に輝き続け、 この身が骸になろうと月を映すだろう。 いつになれば、 この翼でアナタを包む事ができる? 月明かりの下、 待ち焦がれる… 愚を知りながら私は待ち続ける。 解き放したこの力の果てに、 銀河を見た… そして虚空を見た。 悲しきは刄の翼。 悲しきは刄の翼。 悲しきは私の運命。
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