3人が本棚に入れています
本棚に追加
/89ページ
「えっと…1、2、3、4…よし、これで全員見つけたな!」
「ちぇ~コウちゃんが鬼だと誰も缶蹴れないよ。」
「そーだよね、この中でダントツ足早いもんねコウちゃんは。」
「ま、そう言うなって。鬼じゃない時はお前らが捕まったのいつも助けてやってるだろ♪」
俺は光一郎。
小5。
俺達の最近のブームはこの廃れた神社で缶蹴りをすること。
もう使われていないこの神社に、わざわざ長い階段を登ってくる人なんていない。
だからこの神社は、一種の秘密基地みたいなものだ。
最初のコメントを投稿しよう!