いつか、君のドアを

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いつか、君のドアを

生ぬるいベットを抜け出して 明日の空の色を決めてみて 雲を描き始めた 本当は寂しくて 眠れなかった だけど悲しい夜なのに顔が綻んだ 雲より速く駆けて 夢を追って君を追って いつか一緒に笑いたい この場所で 届かない夢 追い続けた 生ぬるいコーヒーを飲んで 今日の虹を空に描いてみた 青空の真ん中に 本当は寂しくて 仕方なかった だけどそれを認めずに笑い飛ばす 光より速く届けば 心を開き解き放つよ いつか一緒の列車に 乗りたかった 届かない夢 決め付けた 触れられないと 知った振りして 手を伸ばさなかった 背伸びをして  格好つけて 手は握らなかった 本当は同じ道を 歩きたくて でも 勇気の無い僕は 伸ばした手も戻っていった・・・・ 思うより速く叫んだ 届かなくても君に向かって いつか君のドアの前 ノックしよう 届かない音 だとしても 思うより速く叩いた 其処に君が居なくても いつか何処か逢えたら 手を握ろう 届かない声 でも叫ぶよ 届かない音を 届けるよ
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