*…正式彼女…*

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 部屋にノックの音が響き。 「サク坊ちゃま、夕食の準備が出来ました」  先程の執事があらわれた。 「あぁ、わかった。ってかあれ程、サク坊ちゃまと呼ぶなって言ったのに……」  そう嫌そうに言いながら、桜井は食堂に案内するといい、先頭を歩いて部屋を出た。  この建物にはいくつ部屋があるのか……今数えただけでも、5つはあった。  15は確実に超えているのは確かだ。  執事と桜井についていくと、大きな扉の前……ゆっくり執事が開けると、大きなテーブルに、美味しそうな料理が並んでいる。 「まぁ適当に座って」  そう言われて亜紀は、すかさずシンの隣りをキープ。  真奈美は嫌そうに、仕方なく亜紀の向かい側、桜井の隣りに腰掛けた。 「すごぉ~い」  感動して思わず声が出てしまうほど。丸焼きのチキンにステーキや、美味しそうなサラダ、色々並んでいて、亜紀はなんだか漫画の中にいる気分だった。 「好きなもの食べて」  それから4人での夕食が始まった。とても美味しい料理ばかりでホッペが落ちてしまいそう。
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