2403人が本棚に入れています
本棚に追加
/115ページ
ここは、レイの部屋。
リビングにある机に6人の少年少女は座っている。
「まずは、誰が個人戦に出るかを決めなきゃだな」
レイは、口火を切って言う。
「少なくとも、私は無理です…
レイさんか、シンさんか、マリオンさんがやって下さいね?」
「あ~
めんどくさいし、俺もパス
レイかマリオンでよろしく~」
フィルは、自身では役不足だと思い辞退。
シンは、めんどくさいと言い辞退…
よって、残った二人は…
「どうしよう?」
決めあぐねる訳だ。
「僕としては、レイさんにお願いしたいのですが…」
「え!?
良いの?
ってか、俺に『さん』はつけなくて良いぞ」
前半は、眼を輝かせながら、後半は苦笑しながらレイは言う。
「ええ
僕は、レイよりも弱いでしょうし、何よりも、レイは楽しみにしていそうですからね」
マリオンは、レイに言われたとおりに、早速と、呼び捨てにする。
「良く俺が楽しみにしているだなんてわかったな?」
「まぁ、最強決定戦をすると言った時から、楽しそうにしていたのが、見て取れましたからね」
マリオンは苦笑がちに答えると、シンとアル、そしてフィルが頷いて肯定する。
最初のコメントを投稿しよう!