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時計を見る、時間は朝9時。今日は学校がないからやや遅く起きたな。
上体を起こしアクビを一発。
「ふぁぁぁぁぁ~~」
窓を開ける、燦々と照らす太陽が眩しい…
窓からは今まさに新聞配達帰りの幼なじみの錦珠良子がジャージ姿で肩に掛けたタオルで顔を拭っている。爽やかな朝だし挨拶ぐらいしなければならない衝動に駆られ身を乗りだす。
「おはよう!!!キンタマ!!!今日も貧乏人らしくごみ溜めみたいな駄賃稼いでるなぁ!!!無駄だ!!死ね!はははは!!」
なんという爽やかな挨拶!さすが俺!と自分で自分を賞賛する。
「おはよう!!美咲くん!!今日も神様らしくない挨拶だねぇ!!挨拶しなくていいから早く天の国に帰ってぇ!それであた…」
バンッと窓は閉められた。
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