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幸いにも今日の夜の便に空きがあったのですぐにチケットを取る。
貯金の中身が寂しくなるが仕方がない。
空港に着いて搭乗手続きを終わらせる。
まだ出発まで時間はあったがなにかをする気にもなれずさっさと乗り込む。
頭を支配するのはやはりさくらのことばかり。
「さくら、か……」
さくらとは、小学校の時一番仲がよかった女子だった。
周りに冷やかされても、体の弱いさくらを守るんだって側にいたのを覚えてる。
だけど、あの日から、側にいるのをやめた。
プラネタリウムに行った日から……
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