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次の瞬間!
十数名が突然倒れ、魂は肉体から抜けると同時に消滅していった。
「何っ!?」
店内は一瞬にしてパニックとなった。
さっき倒れた女の子を介抱していた友達も同様に死んで消滅していった....
「どうだい?ヒヒッ....楽しいだろう?ヒヒヒ....」
純がそれに向けて消滅弾を発射した。
「ヒッ!」
消滅弾はそれの胸に命中した....しかし、胸の表面に刺さった状態で止まっている。
「え?....」
肉弾戦天国一の大河が飛びかかった。
その巨体からは信じられない俊敏な動きでそれの喉元に手刀を打ち込んだ。
「何!?」
大河の右手はそれの喉で止まっていた。
「ぐっ!」
大河の手が出血していた。
「ヒヒヒっ....無駄な事を....ヒヒッ....さーて....遊んでこようかね....ヒヒッ....」
そう言い残しそれは外へ飛び出して行った。
「に....逃がすなっ!」
三椚と純は外に待機しているそれぞれの軍隊にそれを見失わないように指示を出した。
「シレーカンっ!真紀がっ!」
美和の叫びに目をやるとそこには真紀が倒れていた。
「真紀っ!?」
駆け寄ると真紀は口と胸から血を流し震えていた。
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