☆はじまり! お花見&姫ちゃんライブ!?

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「何があるんですか?」  秋生は嫌な予感を覚えた。  春姫のステージ? はもりあがっている。  しかし、春姫のあとにある『何か』に、みんなはじまる前から異様な雰囲気を発していた。  ――怖い? 何が?  何人かの保護者が持参したビテオカメラなどの手入れをしている。  写メでも撮るのか。携帯電話を手にしている人もいた。  そんな中で――。 「うお~っ! 梅~っ!」  更衣室? に向けて絶叫している少年が一人。  年齢は十六、七くらいか。逆立てた茶髪、糸のように細い瞳。  顔立ちはそれなりにいいと思うが、所詮「お友達」どまりといった雰囲気だ。 「梅~っ! はやく姿を見せてくれ~っ!」  高級そうなビテオカメラ片手に涙している少年――いや、変態か。  はっきり言って、誰かの保護者には見えない。  更衣室? の前を行ったり来たりしている変態を見て、秋生は携帯電話を取り出した。 「どうしたの?」 「あそこに変態――じゃくて、変な人がいます。あきらかに誰かの関係者とは思えないし、園児を狙う変質者! もしくはストーカーなんじゃ」  少年の表情が怪し過ぎる。
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