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おっす
皆の衆
私は
ルディア王国の王
ケイン=ルディア12世だ
まぁケインでいい。
よろしく
年は30で他の列強の
王達よりも若いが
実によくしてもらってる。
さて私が言うのも
なんだがこの王国は
世界一と自負している。
魔法技術にしかり
貿易にしかり
自衛技術にしかり
外交にしかり
それも皆が一生懸命
各々の能力を磨き
人事に尽くしてくれた
からだと思う
ああ、ちなみに
この世界は魔法と剣の
力が支配する世界。
ミディアンという
大陸は広大で
資源も豊富。
昔は大きな戦争も
あったが今は落ち着いている。
六つの大国と
24の小国がある。
だが
一つの大国には
魔王がいる
世界を平和から
混沌に導こうと
企む王国カイン
名だたる悪魔を
従えし恐怖の王国
大きな戦争の
発端もこの王国が
原因だった。
12年前の話だ
当時18の王子だった
俺も獅子奮迅の活躍を
し、他の四つの大国と
共に再起不能にまで
追い詰めたものだ。
だが
今になって
カイン王が悪魔の力を
持ってして復活を遂げていると耳にした
先んじて手を打たねば
と思った所に
私の娘
ララ=ルディアが
進み出てくれた
｢パパ、私が倒してくるわ｣
可憐な瞳に栗色のふわりとした長い髪、女性用に
作られた灰色の甲冑。
目鼻立ちはくっきりとして頬には健康的な赤み
唇はぷっくらとしていて
可愛い、年は16、目に入れても痛くないくらいの
愛娘だ、戦争当時は四歳にも関わらずカインが呼び出した低級悪魔を倒したほど剣術の才に秀で魔法にも
長ける。
彼女が腰に差す長剣は
白銀の神剣、ルディアを
守護する大女神サティアの恩恵を受けている。
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