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壱:迷子様への案内状
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†仮装行列†
幾年も重ねて愛し求め
手にしては燃え尽き
腐灰人になろうとも
その想い尽きる事は無く
暖かい季節も冷たい季節も
我等、集いし高処を目指して
さぁ行こう臆する事は無い
今宵も海の見える尊い地で
仮面舞踏会を開こうじゃないか
初めて会う同士でも
寄り添い歩く奇跡かな
幾千もの視線の先に恍惚し
素敵な出逢いと別れに成長す
美しく幻想の翼を広げ
先に翔ぶ光を目指し
たとえ…
癒しを求め羽を休めても
甘い異界の否定は出来ぬ
愚か者のこの運命(さだめ)
たとえ乙女ロード棘の道でも
薔薇を咲かせて散るなら本望
纏は最大の防御である
現実逃避の深さにいざ溺れん
翻弄させる妄想も幻想も
我等、存在させる力を求めん
知つけ技を従え
我が手は神となる
紡ぎ出すその存在の証は
戦友達を魅了するであろう
輝く集いよ永遠であれ
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