第十章 文化祭に潜む『魔』の者

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そう言ってニコラは空へ飛び、宙に浮いた。 ニコラはそのまま校舎を離れて、校庭の真ん中に移動した。 一般人は全員逃げたらしく、誰もいなかった。 三人も校庭に移動し、影宮とも合流した。 「あれが今回の敵?」 影宮はニコラを見上げて言った。 三人は頷き、討魔は速攻を仕掛けた。 討魔は炎の推進力を使ってニコラの所まで跳んだ。 「空中じゃ自由に動けねぇだろ」 ニコラは討魔の攻撃をかわし、杖で討魔を地面に殴り付けた。 討魔は地面に激突した。 だが討魔はまたニコラに向かって跳んだ。 ニコラもまたかわして殴る。 何度も何度も、討魔は跳んだ。 「そんな真っ直ぐバカは嫌いじゃねぇけどよ 何回もやられるとさすがにイラつくんだっつーの!」 ニコラは跳んできた討魔の腕を掴んで地面に殴り付けた。
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