雪の悲劇

2/4
5265人が本棚に入れています
本棚に追加
/799ページ
+ 朝から、雪に不快な気分にさせられた。 何があったのか。 それは………俺のサンマを金持ちが勝手に食った事だ。 けれど、俺は雪を責めなかった。かわりに……無視をした。 そうしたら……、俺に変なメールアドレスを渡してきて。 「アキラのストーカーだから、それ。連絡してやって。」 するわけが無かった。 そうして俺は土曜の日中から暇になってしまったってわけ。 俺は仕方なく、携帯に手を伸ばした。今日は、体育祭の練習が無い日だった。 昨日とその前。 千夏ちゃんにみっちりと鍛えられていた俺は、相当、千春ちゃんに懲りていた。 千春ちゃん、というより、千春大魔王。 それが一番あってる。 そんな事を思いながら携帯を開いた。 噂をしたのが悪かったのだろうか。 突然俺の携帯に千夏ちゃんからメールが入っていた。 何だろう。そう思って開いてみれば……内容は。 『特訓するからね、今日来てね。』 まじめに行きたくない。 大体、特訓って絶対に体育祭の特訓だ。間違いなく。 それは嫌だった。
/799ページ

最初のコメントを投稿しよう!