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朝から、雪に不快な気分にさせられた。
何があったのか。
それは………俺のサンマを金持ちが勝手に食った事だ。
けれど、俺は雪を責めなかった。かわりに……無視をした。
そうしたら……、俺に変なメールアドレスを渡してきて。
「アキラのストーカーだから、それ。連絡してやって。」
するわけが無かった。
そうして俺は土曜の日中から暇になってしまったってわけ。
俺は仕方なく、携帯に手を伸ばした。今日は、体育祭の練習が無い日だった。
昨日とその前。
千夏ちゃんにみっちりと鍛えられていた俺は、相当、千春ちゃんに懲りていた。
千春ちゃん、というより、千春大魔王。
それが一番あってる。
そんな事を思いながら携帯を開いた。
噂をしたのが悪かったのだろうか。
突然俺の携帯に千夏ちゃんからメールが入っていた。
何だろう。そう思って開いてみれば……内容は。
『特訓するからね、今日来てね。』
まじめに行きたくない。
大体、特訓って絶対に体育祭の特訓だ。間違いなく。
それは嫌だった。
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