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《あ~あ、なんで優と2人っきりで水族館を回らなアカンねん。》
「・・ぅちゃん?」
《おかしいやろ、マジで~。・・はぁ、帰りた。》
「・・ゅうちゃん!」
《あぁ~そういえば、勇輔達はどうなったやろ? あいつ上手くやってるかなぁ?》
「・・優ちゃんっ!」
『・・んっ? どうした?』
前を見るとぷくーっと頬を膨らませ手を腰に添え不機嫌そうな顔をした優の顔があった。
「もう、優ちゃん。考え事ばっかりしないで、もっと楽しそうな顔してよ。」
『ああ~、こんな状況やなかったら、楽しめそうなんやけどなぁ。』
「そんな事言わないでよ。どんな形であれ、私達の初デートなんだからさ♪」
『はぁ~!?』
「・・それに、せっかくいつもより頑張ってオシャレしてきたのに、優ちゃん、全然気付いてくれないし。」
《・・そう言われると、いつもより可愛く見えるかも。それに・・・》
優介は周りを見渡した。
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